ツタヤのPOPは、売れる切り口のヒントになります。
2012年06月06日
ツタヤのPOPは、売れる切り口のヒントになります。
ツタヤにCDをレンタルしに行くと、必ず小さなメモ用紙みたいな紙に、手書き文字で、感想文みたいな宣伝文句が書かれています。
「彼女にフラれてがっくり落ち込んでいる親友に聞かせるなら、この曲しかありません!」とか、「彼女にこの曲を聞かせて落とせない時には、どうぞ返品してください! 店長より」という、面白いコメントです。
以前に、店員さんに、「これ書いたのって、あなたですか?」って聞いたことがあります。
すると、「いいえ、私ではなく、本部から送られてくるんです…」という答えでした。
その時、「なるほど、ツタヤの本部は切れ者揃い!」と思いました。
ツタヤのPOPは、借りて欲しい理想のお客に訴えかけるメッセージが、きちんと書かれているように思います。
また、そのことで、店長が単にCDを借りさせることが目的ではなく、借りてくれたヒトの目的を果たすお手伝いをしているというスタンスさえ伺えます。
まるで、ヒトの良さそうな、おせっかいな店長の人となりが浮かんできそうです。
そんな雰囲気を醸し出す店づくりが出来るノウハウがツタヤの強さだと思います。
まさに〝選ばれる理由”づくりのプロ。 「強み」を生み出すプロ集団だと思いました。
Posted by オタスケ沙悟浄 at 06:11│Comments(0)